『AyuBe(アーユービ)』は、スリランカのアーユルヴェーダ医師の監修の下、『4種類のドーシャ(体質)』に合わせた複数のハーブをブレンドした日本向けのハーブティーシリーズです。無添加、無加糖、ノンカフェインですので、幅広い世代の皆さまにお飲みいただけます。
スリランカの文化・歴史に根付いた伝統医療アーユルヴェーダのエッセンスを凝縮したハーブティー『AyuBe』をぜひお試しください。
アーユルヴェーダは、インド・スリランカで古代から続く「伝統医学」です。
私が暮らすスリランカのアーユルヴェーダは、心身と自然の調和を重視します。治療には、薬草やハーブ、オイルが多く使われ、患者の体質や症状に合わせて調合されます。スリランカの気候や自然環境に適した多種多様な薬草が使用されているのも特徴です。
『AyuBe』は、スリランカで独自の発展を遂げてきたアーユルヴェーダのハーブ・スパイスを使用した日本向けのオリジナルハーブティーのブランドです。
AyuBe –ハーブティーブレンドのご紹介–
体質に関わらずお飲みいただける『7Mixed』ブレンドに加え、各ドーシャ(体質)のバランス維持・改善効果が期待できる4種のハーブティーをご用意しました。ティーバッグ仕様になっていますので、熱湯を注ぐだけで簡単にハーブティーが楽しめます。
アーユルヴェーダでは、体の内側から心身のバランスを整える目的で、ハーブ・スパイス類をブレンドしたハーブティーを処方しますが、「良薬口に苦し」という日本の言葉通り、味よりも効能が重視されます。
AyuBeでは、日本向けにハーブ・スパイスを厳選し、体質の改善に毎日でも飲みやすいブレンドを作りました。
すべての皆さまにお楽しみいただけるハーブティーブレンド
◆Seven Mixed Blend (7種ハーブ ブレンド)
どなたでもお飲みいただける7Mixed Blendの特徴
『7Mixed(セブンミックス)』は、ドーシャに関係なく、どの体質でもお飲みいただけるハーブティーです。アーユルヴェーダによく使われるハーブ・スパイスを日本向けにブレンド。これまでのハーブティーにはない味わいです。日本の甘草に近い「ウェルミー」の自然のほのかな甘さが飲みやすいブレンドです。
ドーシャ(体質)セルフ診断アプリ(あなたのドーシャは?!)
ハーブティーをお選びいただく際に参考いただきたいのが、『あなた自身の体質(ドーシャ)』です。
アーユルヴェーダ医師のDr.ニシャンティーが監修し、スリランカのアーユルヴェーダのクリニックで体質診断を行う際に使われている質問を日本人の方向けに整理し、アプリ形式でご用意しました。こちらに回答いただくことで、簡易的にあなたのドーシャ(体質)を判定することができます。ぜひお気軽に自身の体質診断にトライしてみてください。
Let’s Try! 本場スリランカのドクター監修『ドーシャ簡易診断アプリ』
実際の診断では、これらの問診に加え、『脈診(腕の脈付近の流れを見る)』も行い、最終的な体質判定をします。基本は3つドーシャ(Vata=ヴァータ、Pitta=ピッタ、Kapha=カパ)のバランスによって、体質がさらに細分化されていきます。診断では、各体質の特徴から体調の好不調(バランスの乱れ)を見極め、生活改善のアドバイス、必要に応じてハーブやお薬を調合し、心身で健康的な生活を取り戻すお手伝いをします。
『AyuBeハーブティー』は、実際にスリランカでアーユルヴェーダ医師によって使用されているスリランカ産ハーブをブレンドしたティーバッグ・シリーズです。ぜひ、ご自身の体質や調子(バランスの乱れ)をセルフ診断いただき、生活や体調の改善にAyuBeハーブティーをお試しください。
アーユルヴェーダの体質
VATA -ヴァータ-
ヴァータ体質の特徴は、風や空のイメージの通り、機敏な行動力、型にはまらない柔軟性があり、想像力も豊か。一方、心変わりも早いと考えられています。
PITTA -ピッタ-
情熱的な火のエネルギーとそれを調整する水の力を併せ持つイメージで、知的であり、熱さ、勇気を持った性質とされます。
KAPHA -カパ-
水と地のイメージから、安定的でどっしりとしながら、滑らかに動くイメージで、平和を好み、辛抱強く、着実、献身的であるとされます。
TRI-DOSHA -トリ・ドーシャ-
心と体を支えるエネルギーとされるVata、Pitta、Kaphaの3つのドーシャがバランスよく含まれている理想的な体質・状態とされます。
体質(ドーシャ)に合わせたハーブティーブレンド
アーユルヴェーダの基本となるドーシャは、基本的には3つの性質(Vata、Pitta、Kapha)に分けられるとされます。さらに3つがバランスよく整った体質(Tri-Dosha)を加え、4種類のハーブティーを取り揃えました。
下記リンクで、ドーシャ簡易診断を行った上で、体質に合ったハーブティーをぜひお試しください。
アーユルヴェーダの体質(ドーシャ)別に、バランスの維持・改善が期待できるハーブを調合し、オリジナルのハーブティーにしました。
当ページで、ドーシャ簡易診断を行った上で、体質に合わせたハーブティーをお選びいただけます。
◆ VATA Blend (ヴァータ ブレンド)
VATA体質(風・空)とVATA Blendの特徴
ヴァータ体質の特徴は、風や空のイメージの通り、機敏な行動力、型にはまらない柔軟性があり、想像力も豊か。一方、心変わりも早いと考えられています。
【体型・体質】体型は筋肉が少なめで、スマートなやせ型が多い。寒がりで、皮膚や髪など全体的に乾燥しがち。早口の人も多いとされます。
【VATA/バランスがよい時】快活, 機敏, 活発, 好奇心, 適応的,社交的, 順応性が良い, 早い理解力, おしゃべり, 豊かな想像力, 規則や習慣に囚われない自由さ
【VATA/バランスが悪い時】不安, 緊張, 過敏, 衝動的, 心配性, 神経質, 恐怖心, 落ち込み, イライラ(個人内), 疲労しやすい, 気分が変動しやすい, 空虚感を伴う抑うつ, 集中力 の減弱, 不規則な行動, ストレスを受けやすい, 刺激やスリルを好む
◆ PITTA Blend (ピッタ ブレンド)
PITTA体質(火・水)とPITTA Blendの特徴
情熱的な火のエネルギーとそれを調整する水の力を併せ持つイメージで、知的であり、熱さ、勇気を持った性質とされます。
【体型・体質】中肉中背で均整が取れており、黄色がかった柔らかな肌をしています。髪は細く柔らかく、関節も柔軟。暑さに弱く、汗をかきやすいとされます。
【PITTA/バランスがよい時】知的, 喜び, 勇敢, 情熱的, 集中力が高い, リーダーシップを発揮, チャレンジ精神が旺盛, 自尊心が高い
【PITTA/バランスが悪い時】怒り, 嫉妬, 敵対心, 苛立ち, 批判的, 破壊的,憎しみ, 完璧主義, 見栄っ張り, 負けず嫌い, 激しい 感情, 忍耐力が低い, 怒りの抑圧によるストレス過多
◆ KAPHA Blend (カパ ブレンド)
KAPHA体質(水・地)とKAPHA Blendの特徴
水と地のイメージから、安定的でどっしりとしながら、滑らかに動くイメージで、平和を好み、辛抱強く、着実、献身的であるとされます。
【体型・体質】筋肉や臓器が発達し、がっしりしていて、体力や持久力に優れています。色白でなめらかな肌、肥満になりやすいとされます。
【KAPHA/バランスがよい時】冷静, 寛大, 慈愛,親切, 献身的, 優しい, 大人しい, 忍耐力がある, 集中力が高い, 辛抱強く着実, 心が落ち着いている
【KAPHA/バランスが悪い時】鈍感, 執着, 倦怠感, 保守的, 大雑把, 抑うつ, 自分勝手, 情に脆い, 過度の睡眠, 思考の鈍さ, 過度のこだわり, 運動不足で怠惰
◆ TRI-DOSHA Blend (トリドーシャ ブレンド)
TORI-DOSHA体質とTRI-DOSHA Blendの特徴
心と体を支えるエネルギーとされるVata、Pitta、Kaphaの3つのドーシャがバランスよく含まれている理想的な体質・状態とされます。
【体型・体質】各ドーシャのよい面が現れるため、免疫力が高く、健康で長命な傾向にあるとされます。一方で、ドーシャが乱れやすいともされます。
【TRI-DOSHA/バランスがよい時】上記3つのドーシャ(Vata,Pitta、Kapha)の望ましい性質のすべてをバランスよく持っている理想的な状態の一つ
【TRI-DOSHA/バランスが悪い時】上記3つのドーシャ(Vata,Pitta、Kapha)の望ましくない性質が表れる
スリランカのアーユルヴェーダの特徴とは?
スリランカのアーユルヴェーダは、伝統的な薬草療法や治療法が融合し、独自の発展を遂げてきました。現在でも自分自身の体の状態を知り、健康的な生活を送っていく上での一つのアプローチとして、人々の暮らしに根付いています。
スリランカのアーユルヴェーダの歴史
- 起源と伝播
アーユルヴェーダの起源はインドにさかのぼりますが、スリランカでは紀元前6世紀頃からこの医療が受け継がれてきたと言われます。特に、仏教の伝来と共に発展し、仏教僧によって医療が広められました。スリランカには「シンハラ・アーユルヴェーダ」という独自の派生形があり、島の在来植物や独自の医学知識が組み合わされています。 - 王朝時代の発展
スリランカの古代王朝(特にアヌラーダプラ王国時代やポロンナルワ王国時代)は、アーユルヴェーダを国家の医療体系の中心に据えました。王族によって病院が建設され、アーユルヴェーダ治療が施されていました。これにより、薬草の研究や治療法の開発が進みました。 - 植民地時代の変化
16世紀以降、ポルトガルやオランダ、イギリスの植民地支配により、スリランカの伝統医療は一時衰退しました。しかし、地元の人々によってアーユルヴェーダは家庭内で続けられ、1950年代以降、再び注目を集めるようになり、観光産業とも結びついて復興が進みました。
スリランカアーユルヴェーダの特徴
近年、健康意識や予防医学への関心の高まり、自然由来という安心感も追い風となり、アーユルヴェーダへの注目度が世界的に増しています。
- 自然との調和
スリランカのアーユルヴェーダは、心身と自然の調和を重視します。治療には、薬草やハーブ、オイルが多く使われ、患者の体質や症状に合わせて調合されます。スリランカの気候や自然環境に適した多種多様な薬草が使用されているのも特徴です。 - ホリスティックなアプローチ
スリランカのアーユルヴェーダは、身体だけでなく、心や精神も含めたホーリスティックなアプローチを取ります。ヨガ、瞑想、食事療法、オイルマッサージなどが治療の一環として取り入れられ、ストレスの軽減やリラクゼーションも重視されています。 - 伝統的な診断方法
アーユルヴェーダの診断では、患者の体質(ドーシャと呼ばれるヴァータ、ピッタ、カパ)を見極め、それに基づいて治療方針が決まります。また、脈診(脈を診て健康状態を把握する方法)や舌の観察も診断に使われる伝統的な方法です。 - 医師(ヴェディヤ)の存在
スリランカには、伝統医療を専門に学んだ医師「ヴェディヤ」がおり、彼らは世襲的に医学知識を受け継いでいることも多いです。ヴェディヤは、地域の薬草や伝統的な療法に精通しており、古代から現代に至るまでアーユルヴェーダ医療を支えています。
古代からの知識と現代のニーズが融合し、心身の健康や癒しを求める多くの人にとって、魅力的な療法として現代も続いています。また近年は、WHOなどによって科学的な効能の検証が進められ、針灸や漢方に代表される東洋医学などと共に、西洋医学を補完する健康維持の仕組みとして、立場が確立してきています。
AYUBE MOVIE
AyuBeのストーリーとスリランカのアーユルヴェーダについて紹介します(現在制作中です)
購入方法
楽天市場で購入(一般消費者様向け)
K’s Trading 楽天市場ショップ「Tomo Shop」で購入可能です
卸販売で購入(業者様向け)
日本国内でのAyuBeの卸販売については、連携している日本の貿易会社を通して、小ロットでの購入が可能となっております。当ページの問い合わせフォーム、もしくは、下記メールアドレスよりお問い合わせください。
また、アーユルヴェーダハーブやスパイス類の原料供給(バルク)、オリジナル・ブレンドティーの製造(ブランドの立ち上げ、ブレンド調整、製造、パッケージ印刷等も可能)、その他関連商品の開発もお気軽にご相談ください(日本語、英語、シンハラ語)。
担当:石川 ishikawa【a】ezozen.com (【a】部分を@に変更)
AyuBe開発チームについて
アーユルヴェーダの健全な発展を目指して
私たちは、アプカスという国際協力NGOとして、日本人が常駐する形で、スリランカで20年ほど農業、環境、教育分野の国際協力活動を行ってきました。
有機農産物やオリジナルの加工食品販売を行うKenko1st プロジェクトの中で、2023年よりスリランカの新たな資源として『伝統医療アーユルヴェーダ』の可能性に着目し、アーユルヴェーダの植物原料を商品化する「AyuBe(アーユービ)プロジェクト」を始動させました。今回、その初商品として、「ドーシャに合わせたハーブティーシリーズ」を日本向けに商品化することができました。
私たちの扱っているアーユルヴェーダハーブ原料は、スリランカの農村部に根を下ろしたISO規格取得済みの製造企業(社会的企業)が、地元の農家や女性たちの生活を長年支えながら、地域での栽培や製造技術を高めてきました。また、私たちがネットワークを持っているアーユルヴェーダ関連機関・専門家は、高い倫理観を持ち、「アーユルヴェーダが人類にもたらす果実」、言い換えると「自分自身の体を知り、健康で豊かな生活を支える知恵」を世界の皆さまと共有したいと思っている方々です。
私たちは、日本の皆さまと伝統医療を支えている人々が、お互いに顔が見える形で信頼をベースに連携を進めて行きたく思っています。スリランカのアーユルヴェーダ、植物原料に興味をお持ちの日本の皆様、企業の方は、ぜひ私たちにご相談ください。
近年は、世界的に糖尿病予防、肥満解消が期待できると「サラシア(コタラヒムブツ)」が注目され、日本からも多くの引き合いがありました。一方で、アーユルヴェーダの原料や関連商品に関しては、本物ではない、あるいは、質の低い植物原料を販売するなど、市場全体の信頼性を損なう他業者が存在するのも事実です。
私たちは、スリランカの生産農家の暮らしの向上、メーカーとの信頼関係、スリランカ文化への敬意を大切にしてこれまで20年間スリランカで活動を行ってきました。安心安全な原料供給のみならず、人々の末永い健康を目指し発展してきたアーユルヴェーダの日本での正しい理解とスリランカでの持続的な産業育成にぜひお力添えください!
アーユルヴェーダとその植物原料が、日本の皆さまの健康で豊かな生活を支える一つの選択肢になる日を目指して、連携先や分野を拡げ、歩みを進めていきたいと思います。
コンタクト
アーユルヴェーダハーブ原料のご紹介
世界的に注目されるアーユルヴェーダの植物原料
アーユルヴェーダで利用されるハーブは、抗酸化、抗炎症、抗菌等の効果があり、病気の予防、心身のバランスを整える役割があるとされ、近年、世界的に研究や活用が進められています。2000年の歴史を超え、スリランカに根付いてきたハーブを、皆さまの健康的な生活を支える新素材として、ご活用ください!
アーユルヴェーダ関連市場は、世界的に大きな伸びが予想されています。使用されるハーブには、抗酸化作用、抗炎症・アレルギー作用、エネルギー代謝向上など、健康的な生活の維持、病気予防、心身のバランス回復の効果が期待される成分が含有され、研究開発や商品化が近年盛んに行われています。
2024年8月にスリランカ産アーユルヴェーダハーブの簡易成分解析を日本の大手化学メーカーに行っていただき、下記の分析結果となりました。担当の方からは、「アーユルヴェーダのハーブは、まだ魅力的な商材が眠っていて、将来性がある分野ですね。大変興味深いです」というコメントもいただきました。新たな商品開発に加え、成分の抽出原料としてもアーユルヴェーダ植物原料をご活用ください。
ハーブ名 | 含有量が多い成分 | 期待される効果(機能性成分) | |
アサダガム(実) | ルチン、GABA、グリセロリン酸コリン、アルギニン、リノレン酸、キナ酸など | 【GABA】認知機能のサポート、血糖値をおだやかにする機能性あり【アルギニン】血圧をサポートする、コレステロールの改善に役立つといった機能性が報告【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげる機能性あり | Vata Blend |
アスウェンナ(葉・茎) | プロリン、GABA、アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、ヒスチジンなど | 【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにする機能性あり【アラニン】体脂肪を減らすやBMI値の改善に役立つといった機能性あり【アルギニン】血糖値をおだやかにしたりBMI値の改善に役立つなど複数の機能性あり | Tri-Dosha Blend |
アムラ(実) | GABA、プロリン、グリセロリン酸コリン、グルタミン、リノレン酸、エルゴテインなど | 【GABA】やる気・活力をサポートしたり、イライラ感を緩和するなど複数の機能性あり【リノレン酸】血圧をサポートする、内臓脂肪を減らすような機能性あり【エルゴテイン】認知機能をサポートする機能性あり | Vata Blend Pitta Blend |
アラッタ(根) | アスパラギン、GABA、トレオニン、アスパラギン酸、アルギニン、セリン、グルタミン、ピロシアニジンB-3、ピノセンブリンなど | 【GABA】やる気・活力をサポートしたり、イライラ感を緩和するなど複数の機能性あり【アルギニン】血糖値をおだやかにする、BMI値の改善に役立つといった機能性あり【セリン】睡眠の質を高める機能性あり | |
アラル(実) | キナ酸、プロリン、アルギニン、GABA、クエルセチン3-グルクロニド、アスパラギン、グリセロリン酸コリン、カルニチンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【アルギニン】コレステロールの改善に役立つ、中性脂肪値を抑えるなど複数の機能性あり【GABA】認知機能をサポートする、血圧をサポートするなど複数の機能性あり | |
イラムス(茎・葉) | ルチン、オレアノール酸、キナ酸、GABA、アスパラギン、アルギニン、プロリン、イソクエルシトリンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにするなど複数の機能性あり【アルギニン】血圧のサポートやBMI値の改善に役立つなど複数の機能性あり | 7Mixed Blend |
ウェネペネラ(葉) | プロリン、キナ酸、クエルセチン3-グルクロニド、GABA、リノレン酸、トレオニン、アスパラギン酸アピゲニン、バリンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【GABA】にはやる気・活力をサポートしたり、イライラ感を緩和するなど複数の機能性あり【リノレン酸】肌の健康を守るのを助けるや内臓脂肪を減らすなど複数の機能性あり | |
ウェルミー(茎・根) | プロリン、グラブリジン、アルギニン、アスパラギン酸、GABA、アラニン、トリゴネリン、バルバロイン、クルクミン、ヒスチジンなど | 【グラブリジン】ウエストサイズを減らしたりエネルギー代謝をサポートするなど複数の機能性あり【アルギニン】血糖値をおだやかにするや血圧をサポートするなど複数の機能性あり【GABA】肌の健康を守るのを助けたり認知機能をサポートするなど複数の機能性あり | 7Mixed Blend |
カトゥピラ(葉) | ベルゲニン、アルギニン、プロリン、トリゴネリン、グルタミン、(-)-ガロカテキン、GABA、グリセロリン酸コリン、リノレン酸、アスパラギンなど | 【アルギニン】コレステロールの改善に役立ったり中性脂肪値を抑えるなど複数の機能性あり【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにするなどの機能性が報告【リノレン酸】血圧をサポートするや内臓脂肪を減らすなど複数の機能性あり | |
カレーリーフ(葉) | キナ酸、プロリン、イソクエルシトリン、トレオニン、フィセチン、ヤモゲニン、トリプトファンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【ヤモゲニン】認知機能をサポートする機能性あり | |
コタラムヒブツ / サラシア(幹) | マンギフェリン、ヤモゲニン、(-)-ガロカテキン、サラシノール、ピロシアニジンB-3、トレオニンなど | 【ヤモゲニン】認知機能をサポートするような機能性あり【サラシノール】お腹の調子を整えたり糖の吸収をおだやかにするなど複数の機能性あり | |
サワーサップ(葉) | プロリン、キナ酸、ルチン、トリゴネリン、セリン、シアニジン3-グルコシド、GABA、トレオニン、アスパラギンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【セリン】睡眠の質を高める機能性が報告【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにする機能性あり | |
セイロンシナモン(樹皮) | トレオニン、ヤモゲニン、ピロシアニジンB-3、けい皮酸、GABA、キナ酸、シアニジン3-グルコシド、フェルラ酸、サフラナール、クマリンなど | 【ヤモゲニン】認知機能をサポートするような機能性あり【ピロシアニジンB-3】コレステロールの改善に役立ったり肌の健康を守るのを助けるなど複数の機能性あり【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにするなどの機能性あり | Vata Blend Tri-Dosha Blend |
セッブ(葉) | イソロイシン、グリセロリン酸コリン、グルタミン、GABA、バリン、フィセチン、アルギニン、ヒスチジンなど | 【イソロイシン】疲労感を軽減する機能性あり【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにするなどの機能性あり【バリン】疲労感を軽減する機能性あり | |
タマリンド(実) | ピロシアニジンB-3、カタチン、GABA、グリセロリン酸コリン、トレオニン、アルギニンなど | 【ピロシアニジンB-3】コレステロールの改善に役立つ、肌の健康を守るのを助けるなどの機能性があり【カタチン】BMI値の改善に役立つ、肌の健康を守るのを助けるなどの機能性が報告【GABA】肌の健康を守るのを助ける、認知機能をサポートするなど機能性あり | |
チョウマメ/バタフライピー(花) | アスパラギン、シアニジン3-グルコシド、トレオニン、GABA、イソロイシン、バリンなど | 【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにする機能性があり【イソロイシン】疲労感を軽減する機能性が報告【バリン】疲労感を軽減する機能性あり | |
ティッピリ | カビシン、アスパラギン、トレオニン、リノレン酸、GABA、イソロイシンなど | 【カビシン】血圧をサポートするような機能性あり【リノレン酸】エネルギー代謝をサポートしたりコレステロールの改善に役立つ機能性があり【GABA】血糖値をおだやかにしたり血圧をサポートするなどの機能性あり | Kapha Blend |
トゥルシー(茎・葉・花) | ルチン、オレアノール酸、GABA、リノレン酸、アスパラギン酸、アスパラギン、アラニン、プロリンなど | 【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにする機能性あり【リノレン酸】肌の健康を守るのを助けたりエネルギー代謝をサポートするなど複数の機能性あり【アラニン】体脂肪を減らす、BMI値の改善に役立つ機能性あり | Kapha Blend |
ニーラミリヤ(茎・葉・花) | アスパラギン、クエルセチン3-グルクロニド、GABA、プロリン、バリン、トレオニン、リノレン酸、グルタミンなど | 【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにする機能性あり【バリン】疲労感を軽減する機能性が報告【リノレン酸】血圧をサポートしたり肌の健康を守るのを助けるなど複数の機能性あり | 7Mixed Blend |
パパイヤリーフ(葉) | ルチン、アスパラギン、トレオニン、バリン、ヒスチジンなど | 【バリン】疲労感を軽減するような機能性あり【ヒスチジン】疲労感を軽減したり認知機能をサポートする機能性あり | |
パワッタ(葉) | ルチン、アスパラギン、フェニルアラニン、リノレン酸、トレオニンなど | 【フェニルアラニン】体脂肪を減らしたりBMI値の改善に役立つ機能性あり【リノレン酸】肌の健康を守るのを助けたり内臓脂肪を減らす機能性あり | |
プラフミ(茎・葉) | クエルセチン3-グルクロニド、アスパラギン、ヤモゲニン、GABA、トレオニン、オレアノール酸、アスパラギン酸、プロリン、ルテオリンなど | 【ヤモゲニン】認知機能をサポートするような機能性があります【GABA】認知機能をサポートしたり血糖値をおだやかにする機能性あり【ルテオリン】血糖値をおだやかにするや目や鼻の調子を整えるなど複数の機能性あり | |
へーンボビティヤ(茎・花・葉) | ビテキシン、ルチン、オレアノール酸、 キナ酸、イソクエルシトリン、リノレン酸、(-)-ガロカテキン、カテキン3-ガラート、ピロシアニジンB-3など | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【リノレン酸】エネルギー代謝をサポートしたりコレステロールの改善に役立つなど複数の機能性あり【ピロシアニジンB-3】にはスムーズな血流を助けたり肌の健康を守るのを助けるなど複数の機能性あり | |
ベリフルーツ(実) | アスパラギン、キナ酸、アスパラギン酸、プロリン、トレオニン、セリン、アラニンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげる機能性あり【セリン】睡眠の質を高める機能性が報告【アラニン】体脂肪を減らしたりBMI値の改善に役立つなど複数の機能性あり | Vata Blend 7Mixed Blend |
ポルポラ(葉・茎) | GABA、プロリン、リノレン酸、グルタミン、トレオニン、アルギニン、アスパラギンなど | 【GABA】やる気・活力をサポートしたり認知機能をサポートするなど複数の機能性あり【リノレン酸】血圧をサポートしたりエネルギー代謝をサポートするなど複数の機能性あり【アルギニン】にはコレステロールの改善に役立つ、中性脂肪値を抑える機能性あり | |
モリンガ(葉) | グルタミン、フェニルアラニン、ルチン、トレオニン、アスパラギン、キナ酸、バリン、イソロイシンなど | 【フェニルアラニン】体脂肪を減らしたり、BMI値の改善に役立つなど複数の機能性あり【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげる機能性あり。【バリン】疲労感を軽減する機能性あり | |
ヤキナーラン(葉) | プロリン、キナ酸、アスパラギン、ヘスペリジン、トレオニン、トリゴネリン、リノレン酸、セリンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【ヘスペリジン】体温維持を助けたり疲労感を軽減する機能性あり【リノレン酸】血圧をサポートしたり肌の健康を守るのを助けるなど複数の機能性あり | |
ライムピール(実の皮) | キナ酸、ヘスペリジン、リモニン、アスパラギン、GABA、トレオニン、プロリン、グリセロリン酸コリン、ヤモゲニンなど | 【キナ酸】排尿に行くわずらわしさを和らげるような機能性あり【ヘスペリジン】体温維持を助けたり疲労感を軽減するなど複数の機能性あり | Vata Blend Tri-Dosha Blend |
ラサキンダ(葉) | アルギニン、GABA、プロリン、グルタミン、イソロイシン、β-エクジステロン、リノレン酸、シトルリン、S-アリルシステインなど | 【アルギニン】コレステロールの改善に役立つ、中性脂肪値を抑えるなど複数の機能性あり【GABA】血糖値をおだやかにするなど複数の機能性あり【イソロイシン】疲労感を軽減する機能があり | |
ラナワラフラワー(花) | プロリン、ルチン、GABA、アルギニン、トリゴネリン、アスパラギン、リノレン酸、ルテオリンなど | 【GABA】やる気・活力をサポートしたり、イライラ感を緩和するなどの機能性あり【アルギニン】血圧をサポートする、BMI値の改善に役立つといった機能性あり【リノレン酸】肌の健康を守るのを助ける、内臓脂肪を減らす機能性あり | 7Mixed Blend |
これ以外の植物原料の取り扱いもございますので、お問い合わせ下さい |
スリランカ・日本での活動紹介
私たちAyuBe開発チームは、スリランカの中心都市コロンボと古都キャンディに事務所を構えています。農業・食品分野を専門とする日本人現地駐在員が窓口となり、日本語・英語による専門的な問い合わせ、細かな意思疎通を伴う調整、輸出手続きについてもスムースに対応いたします。
東京の展示会(ウエルネスフードJAPAN 2024)に出展しました
2024年7月16日~18日に東京ビッグサイトで開催された「ウエルネスフードジャパン2024」に出展し、「AyuBe・ハーブティー」と「アーユルヴェーダ植物原料」の紹介を行いました。当日は、ハーブティーの試飲に加え、来場者の皆さまに来日したDr.ニシャンティーによる脈診の実演と体質診断、体質の合わせた「AyuBe・ハーブティー」のサンプル配布を行いました。
リーフレット
Live a Healthy Life, Think Next Generation!
AyuBeハーブティーの開発・製造を担うスリランカ発の食品ブランド「Kenko1st Organic」のSNSです。
Kenko1stは、2015年にスリランカの農業育成のために日本のNGO「アプカス」が社会的企業として立ち上げた食品ブランドです。コロンボ市の中心部の自社店舗やスーパーで有機農産物を中心とした健康的で安心な食品を取り扱うと共に、循環型農業に取り組んでいる生産者を公平で安定的な買取制度で応援することで、スリランカの小規模農家の暮らしの向上、環境負荷の少ない持続的な農業技術の普及を目指しています。400品目を超える商品、100を超える生産グループと日々取引を行っています。
AyuBe Project for SDGs Targets
『SDGsを目指す事』は、私たちには『普通の事』
AyuBeの価値は、実はまだあります。
私たちの20年に及ぶ国際協力活動の根底には、「人や地域の真の発展を外部者という自覚をもってサポートする」という視点があります。これは、SDGs(持続可能な開発目標)に掲げられている目標やターゲットとも多くの共通点があります。
スリランカの経済や貧困問題は深刻化している
スリランカは近年、経済危機、社会不安、自然災害など、幾多の困難に直面しており、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた道のりは、依然として険しい状況です。特に、2022年以降の深刻な経済危機は、スリランカ社会全体に暗い影を落としています。外貨不足、物価高騰、燃料・食料不足、医療サービスの低下など、国民生活は多方面から圧迫され、多くの人々が苦しい生活を強いられています。世界銀行の発表によると、2023年3月時点でスリランカの貧困層は570万人に達し、人口の22%に相当します。2022年には貧困率が12.3%だったことを考えると、わずか1年で貧困層が倍増したという深刻な状況が浮かび上がってきます。
こうした経済危機の影響は、特に農村部に深刻な打撃を与えています。
私たちは20年に渡り、スリランカのいわゆる僻地農村地帯、暮らし向きがなかなかよくならない農家の方々の悩みを直接聞き、支援してきました。そのような中で、国際協力事業として、農業技術のサポート、種・苗の配布、酪農・畜産の普及、新たな栽培種への挑戦などを行ってきましたが、2018年からは社会的企業として新たな食品ブランド「Kenko1st Organic」を立ち上げ、大手スーパーや自社店舗でも日々販売を行っています。
社会的企業型NGOとして、スリランカの課題に向き合い続ける
これらの活動を通して、取引のある小規模農家(有機栽培農家)の暮らし向上には、それなりにお役に立ってきたつもりですが、この成果をよりすそ野の広いインパクトに繋げて行くには、スリランカが持っている未活用の資源に目を向け、より付加価値の高い商品やサービスを一緒に作り出していく必要があります。
そこで、私たちが資源として着目したのが、当国の伝統医療である「アーユルヴェーダ」です。
人がそれぞれ持つ体質(ドーシャ)に着目し、心身ともに健康的な状態になることを目指すアーユルヴェーダは、まさしく暮らしの中にある医学。睡眠、運動、食事など日常の生活習慣を整えることが重要視され、体内を浄化し、乱れたバランスを整えることを目的としています。スリランカが長い歴史で培ってきた健康に関わる総合的な知恵を、「新たな資源として、日本の皆さまに繋ぐことができないか?」、そして、「ハーブを生産する小規模な農家や高品質のハーブを地道に製造している現地メーカーに新たな陽の光を当てることができないか?」
この思いを実現するために、AyuBeプロジェクトを立ち上げました。
まだ道は始まったばかりですが、私たちの小さな思いが、いつか一杯のハーブティーとしてあなたに届く日を夢見て!
Goal 01:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
➡ AyuBeの販売を通して、経済的に困窮するスリランカの農村の貧困格差の改善に直接寄与します
Target 1.2:
2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。
Target 1.5:
2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。
Action for Goal 01:
私たちのAyuBeプロジェクトは、貧困ライン以下で暮らす人々が多く暮らすスリランカの農村で、付加価値の高いアーユルヴェーダハーブの栽培や収穫方法を広く共有し、安定した価格で直接買い取ることで、特に小規模農家の中でも、「女性(比較的栽培が容易で空き時間等でもできる)」や「子ども(子どもが空き時間に野山で採取できる特殊なハーブが多数ある)」の収入向上に直接寄与します(現時点で2000名ほどの女性・小規模農家がハーブ製造会社と直接取引し、収入を得ています)。
また、気候変動に強く、商品価値の高いハーブの育成をサポートすることで、外部からの脆弱性の軽減を図り、持続的に農村で暮らせるような生産体制を作ります。
Goal 02:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
➡ AyuBeの販売を通して、付加価値の高い農作物の栽培と安定的な買取体制を構築し、農村地域の社会・経済的な発展に寄与します。農業収入を向上と家計の安定に加え、特に自家菜園での食料・農作物栽培もサポートし、食料の安定確保にも直接寄与します。
Target 2.3:
2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。
Action for Goal 02:
AyuBeプロジェクトは、「市場へのアクセスが限られているスリランカの農村」と「日本の市場をダイレクトに繋げる」ことで、現地の農家やメーカーに還元を行います。特に、ハーブ類は土地の広さや力の必要な作業が少なく、女性でも栽培しやすい特性があるため、家族規模の農家である『小規模生産者』からの買取をこれまで以上に推進することで、地域全体にすそ野を広げた事業展開が可能です。また、農作物の買取だけでなく、他の農作物の買取や商品化などもKenko1stプロジェクトを通して行い、農村全体の振興に貢献します。
Goal 04:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
➡ AyuBeの販売を通して、特に小規模農家の女性(子育て中の女性の副収入など)の収入向上を推進し、子どもの教育費の捻出をサポートします。加えて、栽培技術の向上や付加価値の高い商品開発にも継続的取り組み、特に女性と子どもが希望と誇りを持って地方で暮らすことができる環境整備を行います。
Target 4.3:
2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
Target 4.4:
2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
Action for Goal 04:
スリランカも公教育は無料ですが、大学や都市部の企業に就職するために欠かせない高等教育を受けるには日本同様、塾に通ってテスト勉強をしたり、特に公用語でもある英語を習得する必要があります。そのためには、どの家庭にも「教育費用」が必要になります。特に地方の農村の貧困世帯の場合、そもそも公教育自体もしっかりしていない(例えば、僻地農村部では先生の数や教室の数が足りていない)上に、教育資金が限られているため、塾に通うなど追加的な教育サポートは受けられません。これらの事態が改善されないと貧困層と富裕層の教育格差が固定化され、多くの農村部の若者が自らの人生への希望を失ってしまいます。
AyuBeプロジェクトでは、スリランカの農村の小規模農家、中でも子育て中の女性や子どもたちにも一部の収穫を手伝ってもらい、そのハーブを植物原料やハーブティーとして日本市場で商品化します。特にハーブ栽培は、栽培過程の労力が比較的少なく、野山に自生している植物も活用可能です。そのため、外に働きに出づらい子育て中の女性の副収入の向上、子どもがいる世帯への収入向上効果が期待でき、教育費用の捻出に最短でアプローチできます。
Goal 08:すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
➡ AyuBeの販売を通して、より公平な買取制度や働きがいのある雇用環境を整備し、販売利益から雇用される人々のセーフティーネットや学びのサポートもします。さらに、日本企業や大学・専門機関と連携し、農業分野の研究とイノベーション、若者の社会的企業の設立支援も強力に推進します。
Target 8.2:
高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。
Target 8.3:
生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。
Action for Goal 08:
2022年からの経済危機により、スリランカでは若年世代の人材流出が深刻度を増しています。スリランカ中央銀行の発表によると、20歳から39歳までの若者約15万人(うち60%が大卒)が過去1年間に出国しました。これは労働力人口の約7%に相当します。理由として「経済的な困窮」「教育機会の不足」「国の将来への不安」などの理由が挙げられています。
ハーブ栽培は、栽培の労力(力仕事)がそれほどかからない、言い換えると、女性でも栽培・収穫ができ、子どもも合間に手伝いができるという特性があり、世帯の新たな副収入にも適した作物です。また、輸送面でも乾燥物を送るので、輸送効率が高く、僻地農村でも距離制約があまりありません。そういった意味でも、アクセスの悪い僻地農村でもハンディキャップにならず、「ディーセント・ワーク」になる可能性を秘めた農業分野であると言えます。
古くから栽培・自生しているハーブの栽培・製造で正当な対価と社会的な評価が得られれば、わざわざ海外や都市部に出ていく人々が減るはずです。さらに、新たな魅力ある商品の開発・イノベーションが進み、市場を開拓することができれば、セーフティーネットや学び・技術習得といったより多くの恩恵とやりがいのある仕事を農家の皆さんにもたらすことができます。
さらに、私たちは農業分野の社会起業家・新たな企業の育成についても、スリランカ政府、国際協力機関、日本企業、大学と連携して進める計画を立てています。長い歴史で栽培・利用されてきた伝統医療のハーブ・スパイス類に新たな光を当て、スリランカ農業の新たな産業に育成していきます。
Goal 12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する
➡AyuBeの販売を通して、アーユルヴェーダの健康的な生活を維持するための知識体系を広く普及し、自然の恵みであるアーユルヴェーダハーブのさらなる活用方法を専門機関や企業と共に進めます。
Target 12.8:
2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
Action for Goal 12:
日本でもスリランカでも生活習慣病が社会問題になっています。スリランカでも肥満率が27%という報告があり、都市化や食生活の西洋化が進む中で、肥満や生活習慣病(非感染性疾患、NCD)が増加中です。伝統的な食事スタイルでは比較的健康的だったものの、現在は塩分や油分、糖分の多い食事を取っていることが、主な要因だと考えられています。
アーユルヴェーダの「自分自身の体のバランスの変化を日々意識し、健康的な生活を維持するために体質に合わせた食事・睡眠・運動(ストレスケア)を行う」という基本的な考え方と共に、より健康的で自然と調和した生活に繋がるハーブや食材の有効な利用法を合わせて普及し、より健康的な生活を送るための選択肢の一つに伝統医療がなれるよう、科学的な視点をベースに両国での研究や情報発信、商品開発を進めていきます。